情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

7U-08
BLEデバイスを用いた海中転落検知システムの構築
○黒飛達也(弓削商船高専)
現在, 日本では海中転落事故が発生している. 海中転落事故とは人が海に転落することで発生している事故であり, 転落の原因は不注意や事故などが挙げられる. 平成19年から平成29年の間に起きた船舶からの海中転落事故は平均172件であり, その救助率は40%を下回っている. 海中転落の対策としてライフジャケット, 携帯電話, 個人用遭難信号自動発信装置(PLB:Personal Locator Beacon), 船舶用遭難信号発信システム(E-PIRB:Emergency Postion Indicate Radio Beacon)が存在しているが操作性に難があることや導入にかかるコストが高いことから問題があると言える.
本研究では, 発生の認知がしにくい海中転落事故を自動的に検知するシステムを設計, 開発し転落者の早期発見・救助が行えるシステムを構築する.