近年，政治や議会へ関心が高いと言える人は少ないと言える．特に地方政治はその傾向が強い．議会の活動は，公開されている会議録などを通して知ることができる一方で，誰がどのような主張をしているかを全体的に俯瞰することは難しい．そのような問題を解決するために，我々は発言内容の可視化や議員のマッピングを行うシステムを検討している．発言内容をとらえる方法として文分散表現の利用が考えられるが，分散表現の取得方法はいくつかある．本研究ではシステム実現の第一段階として，4手法(BoW, W2V, BERT(clsトークン, 各トークンの平均))の文分散表現とコサイン類似度を用いて，発言内容の分析を行った.