情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

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要求仕様書における設計要素の表記ゆれと同義語利用に着目したあいまい表現の記述パターンの分析と自動指摘手法の提案
○高橋宏季,中島千壽,近藤公久,位野木万里(工学院大)
自然言語で記述された要求仕様書中のあいまい表現は,あらかじめ排除することが望ましいが,あいまい表現の特性が不明確であり,複数のあいまい表現を漏れなく効率的に指摘することは困難である.著者らは,実案件の分析を通して,特定の設計要素用語に対して文字列の修飾や省略を繰り返し派生形による表記ゆれ用語や,同じ意味で異なる表現である同義語用語が,あいまいさを引き起こす要因となることを明らかにした.これらの表記ゆれと同義語表現の記述パターンを形式知化し,同知識を組み込んだ自動指摘手法およびツールを開発した.本稿では同手法とツールの実案件への適用評価結果についても報告する.