情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

7A-04
消失訂正符号を適用した分散ストレージ向けデータローカリティを意識したクラスタ構成変更方式
○山本貴大,江原寛人,千葉武尊,揚妻匡邦(日立)
分散ストレージでは高性能化のため,入出力要求を受領したサーバのドライブにデータを格納するデータローカリティが有効である.本研究は,消失訂正符号を適用した構成向けのデータローカリティを維持したサーバ増減設方式の確立を目的とし,サーバ増設中における入出力性能の低下率10%以内を目標とした.既存技術は,増設時にデータとパリティをサーバ間で移動し再配置するため,一時的にサーバを跨いだ入出力が生じ性能が低下する.そこで,データは移動せずに増設前と異なるデータの組合せでパリティを再計算し,データとパリティの配置関係を変更する方式を考案した.評価の結果,性能低下率が10%以下となることを確認した.