日本では数学教育課程そのものに対しての研究や生徒に対しての動機づけの方法などの研究がなされている．一方，タブレット教育などが進む中，アプリケーションやコンピュータなどを利用した動機づけや学習補助システムの研究も存在するが，その内容も発展途上のものがほとんどである．一方で機械学習や自然言語処理の技術は近年飛躍的に進化しており，この技術を用いて数学学習に応用できる可能性がある．そこで本研究では先に述べた現状を鑑み，自然言語処理などの技術を用いて学習補助を行うアプリケーションの構築を試みる．その例として特に文章から数学的条件を見つけ出す連立方程式の立式に際する補助を行うアプリケーションの作成を行う．