近年、スマートフォンの普及とそれに搭載されたGPSの精度の向上にともない、外出の時にスマートフォンのナビゲーションアプリを使用する人が増えている。しかし、ナビゲーションアプリは画面に情報を提示するため、歩行時に使用すると、歩きスマホになりやすいという問題がある。そこで本研究では、ナビゲーションアプリ使用時の歩きスマホを減らすため、振動情報に着目し、2つの振動情報だけで道案内を行うシステム「VibMap」を開発し、評価した。VibMapは2つの端末のうち、進行方向の端末が振動することで方向指示を行うことができ、道を間違えた場合には、正しい経路にもどるまで端末が振動し続ける機能を持つ。本論文では20人の女子大生を対象にした実験結果を述べる。