近年，ユビキタスコンピューティング環境の普及により，自然で新しい入力方法が注目されている． しかしながら，ウェアラブル機器やカメラを用いる手法では高い精度が期待できるものの，ウェアラブル機器の装着によるストレスや「監視されている」ことに起因する不快感や煩わしさをユーザが感じることが懸念される． この問題を解決するため，本研究では音響センシングを利用する事の利点に着目し，入力装置として机上面などを含む任意の平面を拡張することを目的とした入力システムを提案し，その認識精度を評価する．