情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

6ZB-07
手の動きに追従するUIにおける運動視差による三次元表示方法の研究
○杭 陳琳,岩﨑信一郎,髙嶋蘭太朗,水谷晃三(帝京大)
本研究では利用者の手にUI(User Interface)を投影するシステムにおいて,3Dオブジェクトを立体視できるようにする方法を検討している.立体視を可能にする方法として運動視差を用いる.運動視差とは,立体物を観察するときに観察者や立体物を移動することで見え方が変化する現象であり,既存研究ではテーブルや壁などの固定物にオブジェクトを投影先して,視点位置に応じてオブジェクトの表示を変化させることで運動視差を再現した.本研究では投影位置や角度を変化させやすい手のひらへオブジェクトを投影する.手のひらにオブジェクトが載っているような感覚に加え,運動視差の効果が高まることで,立体感が得やすくなる効果を期待できることを示す.