近年増えているスマートスピーカなどの個人の生活に密着したIoT機器は多くの個人情報を保持しているため，従来の大規模サーバでサービスを提供する形式では、個人情報保護の観点から好ましくない。そこで，個人ごとにサーバーをクラウド上に用意し，そのサーバー上で各IoT機器が必要としているアルゴリズムを実行することで個人情報が大規模サーバーに蓄積されるような状況を防ぐ方式を提案する．
　実際には，IoT機器が利用するアルゴリズムをDockerコンテナにまとめ，必要とされた際にそのDockerコンテナを展開し，データ，IoT機器，構成の管理はエッジルータで行うプラットフォームを実現した．