Wikipediaから人手で作成したルールに基づいて、技術とその技術によって実現できる技術・サービスのペア(使用関係)を抽出し、SVMを用いてノイズの除去(フィルタリング)を行った。しかし、このフィルタリング処理には、組織名や人物名が技術名として判断されてしまうことやペアの各項の間の関係性を考慮していない等の問題があった。
本研究では、フィルタリングをルールに基づいてノイズを除去する段階とSVMを用いてノイズを除去する段階の2段階で行う。また、学習に用いる訓練データへのラベルの付与の負担を減らすため、能動学習を取り入れる。そして、この手法で抽出した使用関係の妥当性を評価する。