情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

6S-09
帰納論理プログラミングを用いた乳牛の生涯搾乳量に係る潜在的要因の推定に関する研究
○佐々木駿,秦野 亮,大和田勇人,西山裕之(東理大)
日本の酪農は酪農家戸数及び飼養頭数の減少する一方で,一戸あたりの飼養頭数は増加しており,作業負担が増えている.そのため,一部の酪農家は作業の自動化や効率化を目的として自動化ロボットの導入が進んでいる.これにより乳牛から搾乳を行う際に搾乳量や採食量,乳中のホルモン含有量などのデータが収集できるが,それらを活用する方法は確立されていない.そこで本研究では,機械学習手法の一つである帰納論理プログラミング(ILP)を用いて,生涯搾乳量が多い乳牛に共通する傾向をルール化する手法を提案する.本研究の成果により,状態の良くない乳牛の飼育を続けるという経済的損失の回避や酪農家の生産基盤強化に役立てたい.