一般家庭や医療施設において、人の転倒時にアラームを出力したいというニーズがある。人の転倒を検知する場合、超音波センサや赤外線センサ、圧力マットを用いていたが、広範囲に設置できないことから、検知範囲が限定されるという課題があった。そこで、監視用途で普及しているカメラを用いることにより、広範囲に設置可能な転倒検知技術の開発を目的とする。本研究では、撮影画像から得た骨格の変化と転倒時の音声を組み合わせて転倒を検知することにより、転倒シーンを正しく検出した上で、転倒の誤検知を減らすことができることを確認した。