情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

5ZA-05
マルチベンダー開発に向けた電子文書の流通管理手法の提案
○川島悠太,寺島美昭(創価大)
マルチベンダ間で共有される電子文書(PDFなど)を想定したとき、文書に求められる性質として①閲覧履歴などの記録性、②文書内容の一貫性、③文書の機密性、④マルチベンダ間を跨ぐ流通性、が挙げられる。
①、②についてはブロックチェーンを用いることで解決可能であると考えたが、③、④については取引記録だけでなく、所在まで管理しなければならないという「通貨と文書の相違点」が課題となる。
本研究では、電子文書にマルチベンダ間を跨ぐ流通性を持たせつつ、発行元の権利を守った管理が行える流通管理手法の提案を行う。
具体的には、ブロックチェーンによって開示される範囲を限定し、既存の通貨規格を組み合わせる。