情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

5ZA-02
コンパイラがプログラムに対して与える安全性の定量的評価手法の提案とGCCを使った実験
○坂本健士郎,山口文彦(長崎県大)
近年、セキュリティを意識したプログラミングが求められるようになった。しかし、プログラムを書ける人全員がその要求に応えられるわけではない。そこで、プログラムの書き手だけがセキュリティを意識するのではなく、コンパイラでもセキュリティを意識し、安全に実行出来るコードを出力するコンパイラが開発された。しかし、どの程度の安全性を与えているのかは定量的に評価する方法は提案されていない。そこで、本研究ではCWEが規定する脆弱性を実装したベンチマークプログラムを用意し、悪用を防止した割合を安全性提供度として評価する定量的評価方法を提案する。さらにGCCを提案する方法に従って評価する実験を行った。