近年、全国の公共交通機関ではGTFSデータの公開が進んでおり、運行情報を一元的に集められる可能性がある。また、高齢化社会により安全で快適な地域交通を実現するかが問題になっている。そのため、公共交通がいかに地域を網羅しているかの現状を把握する必要がある。本研究では、GTFSデータから運行経路及び時刻表から時空間情報として、OSM上で3D表現をする。これにより、運行情報の3D分布図が地図上に作成され、交通手段の密度や偏りを把握することができる。そして、バス停座標から徒歩圏300mの地域をマークし、現実的に交通を利用できる範囲の可視化など、公共交通の現状を把握するのに適した表現方法を模索する。