情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

4ZE-07
シミュレーションモデルによる従来交通機関の車椅子対応の限界とバリアフリー交通システムの有効性検証
○三末航平,延原 肇,河合 新(筑波大)
車椅子使用者が電車やバスなどの公共交通機関を利用する際、職員による介助が必要であり、車椅子使用者の数が増加した場合、それらの介助対応はすぐに限界に達する。すなわち、従来の公共交通機関は車椅子使用者等に対して、スケーラビリティが明らかに低い。このような問題を解決するためには、現在の公共交通機関に対する固定観念を大きく変えるような、バリアフリーな新しい交通システムが必要であり、本研究ではその新しい交通システムのプロトタイプを提案する。
具体的には車椅子でも乗り降りしやすい出入口の段差が小さい動く歩道を複数用いた交通システムである。
これを、マルチエージェントシミュレーションを用いた実験で、提案システムの有効性を検証する。