有名なドメイン名におけるホモグラフ攻撃への対策として、類似する偽装ドメイン名を判定する手法が存在する。しかし、複数の類似ドメイン名でそれぞれが正当なサービスを展開している場合、正当なドメイン名が偽物として扱われる可能性が考えられる。そこで、ユーザが目的のWebサイトを閲覧できるように、選択行動を支援する必要がある。類似サービスであれば、サイト名が似ている場合も考えられ、更に類似ドメイン名であれば、サイト名とドメイン名が選択指標として使えない。本研究では、サイト名やドメイン名以外の選択指標として、他と被ることのない独立した要素を用意することで、ユーザによる目的ドメイン名選択を支援する。