スマートファクトリーの実現に向けてバッテリレスのワイヤレス電力センサが開発された．この電力センサを用いた無給電電力監視システムの運用によって，工場の管理者は遠隔から機械の稼働状況を把握することが可能である．このシステムは，ゲートウェイが多数センサからデータを収集し，クラウドにデータを保存している．したがって，ゲートウェイに障害が発生した場合，データの保存の継続が困難となる．そこで，本研究では，電力センサのブロードキャスト通信，ゲートウェイ同士の死活監視によってゲートウェイを冗長化し，無給電電力監視システムの耐障害性を向上させる手法を提案する．さらに，実機実験により，提案手法の有効性を検証する．