情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

4P-07
各種MRI画像の特徴に基づく多発性硬化症のための病変部分自動検出手法
○髙橋一稀,亀田昌志(岩手県大)
多発性硬化症とは,なんらかの原因で軸索に異常が生じ,脳内の情報伝達に支障をきたす病気である.現状,多発性硬化症のセグメンテーションは医師が目で確認し,ほとんど手動で行われている.しかし,この作業は医師にとって負担となり,時間を要するほか,多発性硬化症は発症の原因も特徴も解明されていないため,誤検出やセグメンテーション結果に差異が生じるという問題がある.このとき,既存の自動セグメンテーション手法では,医師や臨床試験の支援をするには十分な精度であるとは言い難い.そこで,本研究では,種類の異なるMRI画像における病変部分の特徴をまとめ,それを元にセグメンテーション支援を行う病変部分検出手法を考案する.