情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

4M-04
アンサンブルとアテンションによる遺伝的プログラミングの線形性の向上
○加藤慎二,長尾智晴(横浜国大)
進化計算の一つである遺伝的プログラミング(GP)は関数の組み合わせを最適化することで,任意の合成関数を形成する手法である.関数の処理順を解析することが可能なため,一般的な機械学習による関数近似手法と比べて,GPは解析性に優れている.一方で,GPの精度を向上するために非線形性の強い関数を用いると,解析性が悪化する.本研究ではアンサンブルとアテンション機構をGPに適用することで,線形関数のみで任意の合成関数を形成する手法を提案する.実験により,提案手法は非線形関数を用いたGPと比べて,同程度の精度かつ解析性に優れていることを明らかにした.