研究データを共有し適切に管理を行うことは、単独の機関における研究のみならず複数の機関による共同研究においても重要であり、「研究データマネジメント」としてその重要性は認知されつつある。我々はこれまで複数のサービスを組み合わせて物理的に離れたところにある研究機関、研究者が研究を行うための環境である統合研究管理基盤システム（URMS）のコンセプトを提唱してきた。本研究では、URMSのサービスの組み合わせを目的関数を導入した数理モデルとして表現し、その最適化アルゴリズムとしてGA（遺伝的アルゴリズム）を適用することを目的とする。適用例として10〜20程度のパラメータ最適化を行い、その有効性を議論する。