近年、重大化する都市部重犯罪へ対応するために、監視カメラで撮影された長時間の映像ファイルを短時間で自動解析することで、犯人特定などの対処を迅速化する試みが注目を集めている。
映像を高速に解析するためにはシステムリソース限界まで利用する必要があるが、人や物の認識処理は映像中の人数や物体数等の内容によって処理負荷が大きく変動するため、
映像内容を考慮せずにジョブを割り当てる従来方式ではシステムリソースが枯渇し、システムが不安定となりスループットが低下する問題がある。
そこで、本論文では長時間の映像ファイルを安定的に高スループットで処理する内容考慮型のジョブ管理方式を提案する。