筆者らは，LPWA（Low Power Wide Area）を利用したIoTバスロケーションシステムを提案しており，情報提供手段として電子ペーパを利用したスマートバス停を開発している．本稿では，IoTバスロケーションシステムで使用しているスマートバス停の応用例として，災害時に自治体から避難所の情報を配信するシステムを提案する．予めスマートバス停側に，避難所情報を記載したJSONファイルとレイアウト設計したHTMLファイルを組込む．発災時，市役所の担当者はUIから災害名と避難所名を入力しスマートバス停に配信すると，JSONファイルから当該避難所情報を取得し，新たにJSONファイルを生成する．その後担当者は，UIから表示切替メッセージを配信し，避難所の表示に切替える．