情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

2X-02
慣性センサーを用いた歩行者の進行方向推定に関する一検討
○松本拓真,藤井雅弘(宇都宮大)
近年,スマートフォンやスマートウォッチ等の移動体端末の普及に伴い,屋内における歩行者の位置推定需要が高まっている.歩行者の位置推定手法としてGPS(Global Positioning System)を利用した手法が用いられてきたが,屋内では衛星からの電波が届きにくいことから位置推定精度に問題が生じることが懸念される.一方,屋内外で利用可能な位置推定手法として移動距離と進行方向によって構成される相対的な移動量を推定することで,逐次的に歩行者の位置を推定するPDR(Pedestrian Dead Reckoning)という手法がある.本稿では,スマートウォッチのようにデバイスを腕に装着する場合を想定し,手振り歩行を主な歩行方法とした際の進行方向推定について検討する.