近年、機械学習で作られたゲームAIの活躍はよく話題になっている。そこで、十分なデータのないKnight-Amazonsに対し、実戦データを対戦プログラムから作成し、そのデータを機械に学習させ、性能の良い対戦プログラムを作れないかを実験する。実験は、モンテカルロ木探索アルゴリズムのプログラム同士を戦わせ、データセットを作成し、そのデータセットを学習させたニューラルネットワークプログラムとモンテカルロ木探索プログラムの性能を比較した。実験結果より、学習させたプログラムは約3.5割の勝率があり、人間のデータがなくとも、ある程度は戦える対戦プログラムが作れることがわかった。