本研究では、一人遊びのカードゲームであるフリーセルのランダム局面の生成、及び、与えられた局面からの最短手順の求解を実行するアルゴリズムの設計について述べ、それを使った最短手順 (あるいは解をもたないことを表す印) をラベルとしてもつランダム局面からなるデータセットの作成実験とその結果について報告する。さらに、作成されたデータセットを使ったディープラーニングの結果についても報告する。十分な質をもつ解を大量生産する場合、データセット作成に使ったフリーセルソルバーアルゴリズムを多数のCPUコア上で動かすよりもディープラーニングの成果を多数のGPU上で動かす方が効率的である可能性を追求している。