情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

1T-03
標的型攻撃に対する訓練で利用されるメールを自動生成するシステムの提案
○池尻圭佑,塩田智基,徳地達哉,本部建大,檜垣龍德,後藤田中,喜田弘司(香川大)
 近年,標的型攻撃の被害が拡大しており,2018年の時点では,6000件以上の被害が発生している.
近年では,標的型攻撃メールの手口が巧妙化している.
この原因としては,標的とする企業と関連性の高い,実在する取引先に偽装する,ということがあげられる.
そのため,本人のメールによく似たメールを訓練メールとして用いることで,最新の標的型攻撃メールに追従できると考える.
このようなことから,本研究では,AIを用いて,各個人専用の騙されやすいメールを自動生成するシステムを提案する.
本システムは,訓練で実際に得られる訓練結果を学習データとして用いる.
各個人に届くメールの中で,よく開いているメールの件名,内容などを基にメールの自動生成を行う.
本稿では,予備実験として,実際の標的型攻撃メールと自分に来ているメールを形態素解析にかけ,相関分析を行う.