自由行動する牛の端綱に付けたカメラにより撮影した動画を解析することにより、移動行動や口の動きの解析と可視化を行っている。
本研究では、前述のカメラ画像内の牛の口元にある模様と目先の情景の一部に設定したスリットから作られるスリット画像（時空間画像）を用い、この画像（静止画）の解析から、牛の行動解析を行うものである。
本稿では、スリット画像の解析から、牛の口の動きの特徴を抽出し可視化する方法とその結果について報告する。これにより、食餌や反芻の時間的・空間的な特徴が抽出可視化できた。