情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

1R-03
手話認識のための手話動作の音素切り出し手法の検討
○内田佳佑,澤野弘明(愛知工大),土屋 健(公立諏訪東京理科大),小柳惠一(早大)
手話を機械翻訳するためには,動作で表現される手話単語を認識する必要がある.手話単語は手話音素と呼ばれる動作の最小単位の組み合わせにより成り立ち,手話音素の切り出しは重要課題といえる.本稿では手話音素をKinectから得られる手話映像から切り出す手法を検討する.手話音素間には話者の手の速度や進行方向が大きく変化することに着目して閾値を設定する.提案手法を1音素の単語で構成される手話文章映像10映像 (37単語) に適用した結果,正検出33,過検出9,未検出4という結果が得られた.過検出,未検出の原因は,両手の交差や,顔と手が重なる動作が対象であり,本稿では今後の課題についてまとめる.