卓球競技において，相手選手のサービスの分析は試合の勝敗に影響する．サービスの分析には，サービスの映像を視聴することが効果的であるが，映像中からサービス開始時刻を手動で探す必要がある．そこで，サービス開始時に選手が静止することに着目し，選手の移動量を基にサービス開始時刻を自動で検出する。提案手法では，Lucas-Kanade 法を用いて選手の移動量を算出し、移動量が閾値以下のときをサービス開始時刻として検出する．提案手法を用いて精度実験を行った結果，再現率は90%であり，動画長の1/20の時間で処理できた．