情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2020年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス

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進化計算法を用いた長手数の詰将棋の自動生成
○宗藤大貴,長尾智晴(横浜国大)
人工知能の急速な発展により,コンピュータにおいて数独やルービックキューブなどの論理パズル問題を人間の事前知識なしで解く能力は年々向上している.しかし,パズル問題の創作に関しては,解が一つでないことや,生成された問題の評価が難しいことから解答に比べ困難なタスクとされている.本稿では,パズル問題の中でも,持ち駒などの関係から,現在でも難しい問題の創作が困難である詰将棋を題材とし生成を試みた.本稿では,進化計算法を用いて詰将棋を生成する既存手法について,遺伝子型および突然変異の方法を改良した提案した.実験の結果,既存手法より長手数の詰将棋の生成を確認することができ,手法の有効性を示せた.