情報処理学会 第81回全国大会 会期:2019年3月14日~16日 会場:福岡大学 七隈キャンパス 情報処理学会 第81回全国大会 会期:2019年3月14日~16日 会場:福岡大学 七隈キャンパス
特別講演(4) 量子コンピュータとその実用化動向
日時:3月15日(金)10:30-11:30
会場:第1イベント会場(A棟 A201)
司会:鵜林 尚靖 (九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授)
【略歴】1982年広島大学理学部数学科卒業.1999年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系博士課程修了.博士(学術).1982年から2003年まで(株)東芝に勤務.2003年九州工業大学情報工学部助教授,2010年九州大学大学院システム情報科学研究院教授,現在に至る.2003年度情報処理学会山下記念研究賞受賞.ソフトウェア工学,プログラミング言語モデルに興味をもつ.情報処理学会,電子情報通信学会,日本ソフトウェア科学会,ACM,IEEE-CS各会員.情報処理学会フェロー.
10:30-11:30 特別講演 量子コンピュータとその実用化動向
小野寺 民也 (日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 副所長)
【講演概要】量子情報科学は,量子力学,計算機科学,情報理論,の3分野を母体に進展してきましたが,近年,小規模ながらも量子コンピュータが現実のものとなるにおよび,期待と関心が急速に高まっています.本講演では,これまでこの分野に触れる機会のなかった情報処理学会員の方々向けに,量子計算および量子アルゴリズムについて入門的解説を試み,量子コンピュータのもつ潜在能力について紹介します.また,現在の量子コンピュータでどのような取り組みがなされているか概観し,量子コンピュータの未来を展望します.
【略歴】1988年東京大学大学院理学系研究科情報科学専門課程博士課程修了.理学博士.同年日本アイ・ビー・エム(株)入社.以来,同社東京基礎研究所にて,プログラミング言語,ミドルウェア,分散システム等の研究開発に従事.最近ではとくにAI基盤ソフトウェアおよび量子計算ソフトウェアスタックに興味をもつ.現在,同研究所副所長,同社技術理事.情報処理学会第41回(平成2年後期)全国大会学術奨励賞,同平成7年度山下記念研究賞,同平成16年度論文賞,同平成16年度業績賞,各受賞.米国計算機学会Distinguished Scientist,日本ソフトウェア科学会フェロー,情報処理学会シニア会員.