7ZJ-02
需要と供給のバランスのとれた最適なバス路線決定方法の提案
○田中大地,三木良雄(工学院大)
少子高齢化の進展とともに路線バス等の公共交通機関への将来ニーズは高まることが予想される一方で、現時点ではマイカー利用などにより、公共交通機関の利用は限定的である。この状況が継続すると必要な時に交通手段が無い状態に至る危険性がある。本研究では、利用者の利便性と交通機関の事業性の両方を同時に評価する方法が必要であると考え、実際の路線バス乗降客数のデータと小地域人口から交通需要を予測するモデル、および道路の地理的情報から、利便性と事業性のバランスがとれるバス経路と運行ダイヤを生成する方式を考案した。本方式を現行のバス路線で評価したところ、その有効性を確認することができた。

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