情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

カメラを用いた高精度光学空間センサを利用したスマートフォンの位置情報サービス（Location-based Service: LBS）は有望視されているが、一般に狭い空間領域を対象としており、また応用範囲も限定である。われわれは、マーカレスARの枠組みをより広い空間領域で、より汎用な応用範囲で利用可能にするために、低精度空間センサである加速センサや方位センサなどを補助的に組み合わせ、さらに標準化されている広範囲地理空間である経緯度空間とカメラ映像空間とを統合する枠組みを提案し、その意義と有効性を実装と実証実験を通して明らかにする。