7ZD-03
指さしを用いた観光情報提供システムの開発
○大矢翔梧,河並 崇(金沢工大)
博物館の既存の多くの展示物の音声解説機構は,展示物付近のボタンを押すことで解説が流れる機構が一般的である.展示物が少数である場合では,来訪者は迷うことなく展示物とボタンとの対応がわかる.しかし、ジオラマなど展示物が複数並んでいる場合に,各ボタンと展示物との対応が不透明であり,来訪者にとっては困惑する.そこで,本研究では指さしを用いて,来訪者が情報を直感的に取得できるシステムを検討する.指さしの認識にはKinectを用いた.これにより来訪者は、ボタンと展示物との対応を取る手間が省かれ,スムーズな情報の取得が可能になる.また,提案したシステムに対してアンケート評価を行い,システムの有用性を検証した.

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