情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

使用可能な日用品を廃棄することを「もったいない」と考える人は多い。
使えるものを廃棄することは資源の無駄遣いであり、リサイクルするか譲渡し、持続可能な社会を目指すべきである。
しかしながら不要な日用品を、他人に譲る手続きには、輸送、説明、金銭の授受など面倒なことが多い。
ところが、隣近所に住む知人に無償で譲渡する場合、このような手続きは不要である。
そこで本研究では寮や集合住宅の住人を対象とし、不用品の写真を撮影するだけの簡単な手続きで不用品の無償譲渡を実現するシステムを開発した。簡単な手間で、持続可能な社会を実現し、部屋を片付け、さらには住人同士のコミュニケーションを促進するシステムである。