7ZC-01
内視鏡下経鼻的手術におけるカメラ先端位置推定手法の検討
○文山誠友,三木陽平,大西克彦,小枝正直,登尾啓史(大阪電通大),埜中正博(関西医大)
内視鏡下経鼻的手術は,脳下垂体腫瘍摘出するために鼻腔内に鼻腔鏡と手術器具を挿入し,蝶形骨洞(副鼻腔)及びその奥に存在するトルコ鞍を切開し,脳下垂体の底部から腫瘍の摘出を行う.この術式の利点としては開頭手術と比較した際に患者への負担が軽減されることである.一方,術者に対しては高度な技術が要求される.そこで,本研究では術者の負担軽減のため内視鏡下経鼻的手術におけるナビゲーションシステムの開発を検討している.本稿では,その中で内視鏡カメラ先端位置推定手法の検討を行った.実際に手術で用いられている鼻腔鏡を基に擬似内視鏡の作成を行い,作成した擬似内視鏡とOpenCVをベースとした軽量なARライブラリであるArUcoマーカを利用したカメラの先端位置推定の検討とシステム試作を開発した.

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