7Y-06
容器を振る際の音を用いた容量識別手法
○小口雄斗,志築文太郎,高橋 伸(筑波大)
本研究では容器を振る際に生じる音からその内容量を識別する手法を提案する。具体的には内容量の増減により振る際の音が変化することに着目し、容器を振った際の音のスペクトログラム画像の学習及び分類、識別を行う。学習手法には畳込みニューラルネットワークを用いた。実験ではプラスチック製の容器に内容物として食塩を封入し屋内環境で録音した音から5段階の容量の識別を試みて本手法の有効性を評価しその考察を行った。本手法には計測対象の容器に直接センサを取り付ける必要がないという利点があるため、生活用品の残量や使用量等を自動で記録するという応用例が考えられる。

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