7X-05
完全準同型暗号を用いたFP-growthによる頻出パターンマイニングの分散環境への実装方式の検討
○種村真由子,小口正人(お茶の水女子大)
医療データ等の大規模な機密データをクラウド等に外部委託して処理する場合、送信する情報の漏えい対策が重要となる。完全準同型暗号(FHE)は、データを暗号化したままで加算、乗算を行うことができるものであり、これを利用することで委託先サーバに平文データを渡さずに処理を行うことが可能になる。FHEの応用例として、Aprioriアルゴリズムによるトランザクションデータの頻出パターンマイニングを行ったLiuらのP3CCがあげられる。本研究では、FHEを使用し、同様にパターンマイニングを行う他アルゴリズムのFP-growthによる頻出パターンマイニングの実装に取り組んでいる。

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