7U-06
Attention機構を用いた深層学習による表情認識
○狩野悌久,長尾智晴(横浜国大)
近年,人間の感情を定量的に評価する感情認識はサービス応用などの面から注目されている.その中でも,顔画像を用いた表情認識の研究は盛んに行われ,深層学習を用いた手法が良好な結果を示している.しかし,静止画像に対する認識器では,時間的な変化を捉えることができないため,動画像フレームに適用した場合に,微妙な表情変化であっても認識結果が大きく異なってしまうという課題がある.そこで本研究では,Attention機構を導入し,時間方向の特徴に重み付けを行うことで,静止画像で学習したモデルを動画像に効果的に適用するための手法を提案する.また,モデルに空間方向のAttentionを加え,時間・空間の両方のAttentionを考慮することで精度の向上を図る.

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