7T-08
模倣を考慮した和声的対位法の自動作曲の検討
○大森 陽,Christoph M. Wilk,保利武志,嵯峨山茂樹(明大)
我々は、対位法的な自動作曲において、和声構造を先に与え、その中で対位法的な複旋律を生成する研究を行ってきた。本研究では、与えられた主題旋律から楽曲中の任意の場所・和声構造に合わせた模倣旋律を生成することを目指している。主題旋律の変形の確率モデルに基づいてその旋律が主題の模倣と認識される尤度と、音楽理論的制約とを合わせて最適な模倣を行う。さらにその模倣旋律に合致するような対旋律の生成について、他声部との独立性と音楽理論的制約を尤度関数として定式化し、対位法的な効果を持つ楽曲の生成を検討する。

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