情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

入力されたメロディに対して適切なコード並びに進行を提示するシステムを構築する。既存の曲について伴奏のコードとその時に組み合わされているメロディの音階の分布を学習し、メロディの構成音の分布がより入力に似ているコードを候補として絞る。その中から、学習内容に近いコード進行として尤度の高いもの選んでいく。進行の尤度を求める際にHMMを利用する。以上2点について、それぞれを掛け合わせてより尤度の高いコード進行を出力とする。既存の曲についてシステムを用いて出力された結果と実際の譜面でのコード進行を比較した時の再現度、また、出力についての主観評価を行い適したコード進行となっているかの2点について評価を行う。