7N-02
コードレビューにおいて検出可能なプログラム課題の分析
○福元春輝,伊原彰紀(和歌山大)
ソフトウェア検証手法として,ソフトウェアテストのようにプログラムの振る舞いや入出力の検証などの自動化手法が提案されている一方で,ソフトウェア開発者が目視で行うプログラムの検証(コードレビュー)も重要な作業である.
しかし,ソフトウェアテストは,テストケース,テストプログラムの実装が負担となり,十分に作成されていることが少ない.その結果,ソフトウェアテストにおいて検出できる問題をコードレビューで指摘していることも多く,目視で行うコードレビューへの負担が喫緊の課題となっている.
本論文は,コードレビューにおいて検証者がプログラムの振る舞いに影響を与える問題がどの程度検出されているのかを明らかにするために,コードレビューによるプログラムの修正前後の振る舞いの変更有無を調査する.そして,昨今のソフトウェア開発においてコードレビューが取り扱う課題を示し,コードレビューの立ち位置を議論する.

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