7G-04
仮想通貨の非中央集権化のためのProof of Work長寿命化
○小川 健(専修大)
本報告はFIT2018報告の改訂版となる。2018年5月のMONA騒動に始まる各種Proof of Work(PoW)型ブロックチェーン・分散型台帳技術へのBlock Withholding Attack攻撃を受けて、PoW型は時代遅れとされ、各種他の認証方法へ移行しつつある。
しかし、Nakamoto(2009)自身が提唱しているこのPoW型は分散型・非中央集権型の仕組みづくりの鍵であり、現在提唱されているProof of Stakeを始め各種代替認証方法の仕組みは、少なくとも事後的には中央集権的となる仕組みを基にした認証方法となっていて、非中央集権的な仕組みとは程遠い。
そこで、本報告では仮想通貨の非中央集権化のために、PoW型のブロックチェーンの長寿命化に関する提言を行う。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会