7G-03
暗号仮想通貨における匿名化技術の現状と展望
○才所敏明(IT企画),辻井重男(中大),櫻井幸一(九大/ATR)
仮想通貨・匿名仮想通貨の現状を概観し、仮想通貨の匿名性の重要性と課題を明確にする。次に、仮想通貨の匿名性のための、ブロックチェーンに登録され公開されるトランザクション情報に対する要件を、利用者の仮名性、公開鍵/アドレスの非連結性、トランザクション間の利用者の追跡不能性、トランザクション内の利用者間の追跡不能性、支払金額の秘匿、に分類・整理した。更に、仮想通貨の匿名性強化をめざし提案されている技術・仕組み、ワンタイムアドレス、ワンタイムリング署名、チャウミアン・コインジョイン、TumbleBit、コンフィデンシャルトランザクション、を要件と対応付け整理した。

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