7C-05
肝臓手術サポートシステムにおけるDICOM深度画像と実肝臓モデルによる位置姿勢推定精度の評価
○矢野大貴(denLabo),森 拓海,小枝正直,大西克彦,登尾啓史(大阪電通大)
肝臓手術は,多数の血管が張り巡らされており血管構造が複雑なため難しい.また体の複雑な機能を担っている為に全摘出が困難である.術前診断でのMRIやCTを用いて,血管位置を把握することができるが,術中に変化する位置姿勢を考慮して臓器の内部構造を詳細に把握することは不可能である.本研究では,肝臓の開腹手術を対象とした手術サポートシステムを関西医科大学と共同して開発中である.本稿では,GPGPUによる並列処理により高速に生成したDICOM深度画像と,深度カメラから取得した実肝臓モデルの深度画像の一致率を焼きなまし法により最適化することで臓器位置・姿勢推定する実験とその結果について述べる.

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