7C-03
全天球カメラによる被写体との距離推定の検討
○池田輝政(愛知工大),遠藤正隆,中嶋裕一,三浦哲郎(リオ),菱田隆彰(愛知工大)
 近年,2つの魚眼レンズを用いた360度全天球カメラが普及し始めている.画角が有限である通常のカメラに対して,全天球カメラは本体の周囲全てが撮影範囲となるため,被写体にカメラを向ける必要がない.したがって,据え置きの状態でも広範囲を対象に物体認識,トラッキングが可能である.ただ,全天球カメラの画像は通常のカメラと異なった投影方法であるため,一般的な物体認識やトラッキングのアルゴリズムなどをそのまま適用することが難しい.本研究では,全天球カメラによる物体認識とトラッキングを行うための前段階として,2台の全天球カメラの出力画像から被写体までの距離を推定する手法について検討する.

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