6ZB-09
仮想物体の色彩刺激が実物体の硬軟感に与える影響の分析
○馬  寧,杜若大樹,山田泰己,柴田史久,木村朝子(立命館大)
本研究は仮想物体の色彩刺激が実物体の硬軟感に与える影響を分析することを目的とする.具体的には,仮想物体の明度,色相,彩度を変えることで,実物体の硬さ知覚にどのような錯覚が起きるかを実験,分析した.実験では,実物体の下部に感圧センサを設置し,体験者が実物体を押下することで,その圧力に応じてHead Mounted Display上に提示された仮想物体が変形する.既存研究では,赤色のような暖色は軟らかく,青色のような寒色は硬く知覚され,明度が高いほど軟らかく知覚するといわれていた.しかし,本実験を通して,人間が知覚する明るさが硬軟感に影響を与えていることが示唆された.

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