6ZB-03
拡張現実システム向けのセンサグローブ型入力デバイス
○倉地 洸,長尾 確(名大)
近年,拡張現実(AR)システムの実用化が進み,今後それを利用する機会が増えていくことが予想される.しかし,現在のARヘッドセットは認識範囲が狭く,入力方法も直感的ではない.ARシステムの普及を進めるためには,操作性の改善が必要である.そこで本研究では,使用者の手の位置と回転・指の曲げを同時に取得するセンサグローブを作成し,これを入力装置として利用することで,より直感的にARコンテンツを操作することを目指す.この装置を使った応用例として,仮想のハンドルを使った電動車いすの操縦について述べる.センサグローブは曲げセンサ・Arduino・Raspberry Pi・小型カメラで構成され,ARヘッドセットとしてはMicrosoft社のHoloLensを使用した.

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