6ZA-02
Atomic blockを利用した楕円曲線暗号に対するサイドチャネル攻撃対策
○竹村友佑,伯田恵輔(島根大),篠原直行(NICT)
現在広く使用されている代表的な公開鍵暗号として楕円曲線暗号が挙げられる。楕円曲線暗号は楕円離散対数問題が解けてしまうと解読されるため、その計算が困難となるように暗号パラメータが設定されている。しかし、安全な暗号パラメータが設定されていても、楕円曲線暗号が暗号処理を行う際の消費電力や計算時間を観測する事によって秘密鍵などの秘密情報が取得されてしまう可能性がある。そのような攻撃をサイドチャネル攻撃とよぶ。サイドチャネル攻撃から楕円曲線暗号を守るための対策としてatomic blockが提案されている。しかし、atomic blockを構成する非演算子が持つ値に注目した攻撃が提案されているため、本講演ではその対策を提案する。

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